COLUMNカッターのマメ知識
カッターの正しい使い方
はじめに
日頃よりエヌティーカッターをご使用頂きまして、誠にありがとうございます。 心より厚くお礼申し上げます。
昨今色々な方面から、カッターナイフの安全な使い方や事故への対策についてお問い合わせをいただきますので、エヌティーカッターの安全な使い方についてまとめました。
より一層安全な商品をご提供するのが私たちの責務だと考え、日々新しいアイデアや技術を取り入れて商品開発を行っております。
商品のご使用中にお気づきになった点がありましたら、ご面倒ですが弊社までお知らせください。
※内容はエヌティー製品以外には適さない場合があります。
お問い合わせ
一般に広まったカッターナイフ
カッターナイフの用途は、薄い紙類の切断、新聞、雑誌の切り抜き、ダンボール、ベニヤ板の切断、 シート類、壁紙クロス類、カーペット、フロアシートなどの切断です。
主に学校、会社、工場、商店といった場所、デザイナー、切り絵作家、工芸家、 印刷製版者、インテリア施行者、大工さんといったプロ作業者から、最近ではDIYにも多く使われています。カッターナイフの発売当時には想像もつかなかったほど、さまざまな分野、用途で幅広い年齢層に使われる身近な刃物として普及しています。
事故は若者に多い
ユーザーの皆様からいただくご相談の中で、カッターナイフを頻繁に使用している工場や大型スーパーでの事故が多発しているとよく耳にします。
しかも、事故の当事者達の年齢は20代~30代前半に顕著に集中しているようです。
とある大型スーパーでは、勤め始めたばかりの方が簡単な作業でカッターナイフを使うと、3日ほどで数人は事故を起こすというデータがあり、1店舗あたり月に2~3件ほど起こるそうです。
近年多くの工場や大型スーパーでは作業の機械化・自動化が進んでいますが、手作業に範囲を絞り込むと、“切る”ことが一番多いのではないでしょうか。
“切る”道具にはハサミもありますが、大型スーパーでは、手軽に使えるカッターナイフが頻繁に使われます。そして“切る”作業には危険が伴います。
工場や大型スーパーなどの事業所の安全衛生担当の方は、 カッターナイフの事故防止に向けてさまざまな対策をされ、その結果、事故の防止につながっていると伺っております。
なぜ、カッターナイフの事故は起きるのか、若者世代の事故が多いのはどうしてなのかを考え、対策をまとめてみました。カッターナイフを安全に使用するために、皆様どうぞご覧ください。
使用前の準備
作業場所の周りを片付けて、専用のカッティングマットとカッティングスケールを用意します。切断姿勢も確かめましょう。
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きちんと整理
作業場は常に整理整頓!ちらかっていると不安定で危険です。
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シャープな刃
鋭い刃先は、力の入れ過ぎを防止し、無理なく切れてきれいに仕上がります。
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定規は厚い物を
薄い定規は刃が乗り上げてしまうので、分厚い専用の定規を使用しましょう。
使用時の心得
用途に応じて最適なカッターナイフを使用し、刃先が傷んでいたら交換しておきます。
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刃先は少し
刃を長く出して無理な力を加えると折れてしまうので危険です。
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正しい姿勢
悪い姿勢や不安定な姿勢で切断すると、思わぬところで怪我をします。
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手の位置は?
刃の進む方向に手を置くと勢い余った時に危険です。
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ゆっくり、慎重に!
急いでる時や、疲れている時の作業は手元が狂いやすいので、慎重に行いましょう。
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用途別に選ぶ
説明書をよく読み、用途に合わせて選びましょう。小型カッターでベニヤ板などを切らないでください。
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ネジはギュッ!
ネジ式のものはネジをしっかり締めましょう。ゆるんでいると刃が飛び出してしまいます。
使用後の大切なこと
切断作業が終わったらまず、刃を元に戻しましょう。
替刃や折り取った刃は専用ケースに入れ、本体と一緒に幼児の手の届かない安全な場所に保管しましょう。
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刃の折り取りは?
折った時に刃が目の方に飛び込んでこないように、刃の折り線を下に向けて折り取ってください。
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保管場所
幼児の手の届かない安全な所に保管しましょう。
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刃を納める
切断作業が終わったら刃を元に戻しましょう。
出しっぱなしは、あぶない
近年増えてきているのは、刃を出したままで置いていたところ、誤って手を切ってしまったという事故です。初歩的なことではありますが、皆様も”あっ!”と思ったことがあるかと存じ上げます。ご家庭などでは少ないですが、職場、特に開梱作業時や連続してなにかを切断している時には、つい刃を出しっぱなしにしてしまいがちです。やはり、刃を出したり入れたりの動作は、続くと結構面倒なものなのです。
そこでご紹介したいのが、“安全対策商品(クイックリターンカッター)” です!
これらのカッターナイフはバネの力で刃が自動的に戻る安全設計になっております!
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危険な使用例など(動画)
※内容はエヌティー製品以外には適さない場合があります。
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